働き方「意識」改革

世界中で起こっている新型コロナウイルスの感染拡大が毎日ニュースで」報道され、景況感が激しく低下、株価等の下落も世界中で同時に起こり、さらに不況感が広がっている。
ホワイトカラーであれば、感染拡大防止のため在宅勤務としたり、ミーティングをWeb会議にする等でほぼ通常通りの仕事は可能。
ホワイトカラーは出勤しなくても業務を遂行することができると多くの人が認識するよい機会だった。
ただ、ちょとした休憩時に、同僚とチャットじゃなくて顔をみて雑談をすることができないひとりぼっちの環境がストレスだと改めて気づくだろうけどね。
パートやアルバイトについては、営業時間短縮や業務量の減少等で勤務シフトに入れないこともあるだろう。

在宅勤務でもない自宅待機って、正社員には直ぐに起こることではないし、今回の流行は5月初旬までには収まるとみられているので、正社員の自宅待機は今回の件では起こらないと思うが、もし、自宅待機やそれに伴い給与(ボーナスじゃないよ)の減額が起こり得るとしたら・・・

副業や複業、パラレルワーク等と言われるような働き方を大々的に、普通に認めざるを得ないのではないだろうか?

副業って、正社員として生活も仕事も保証してもらっているにも関わらず所属する企業に忠誠を誓っていない、不義をはたらいているというイメージがあり、実際にそのようなケースも多々あるだろうが、副業はただただ「悪」なのだろうか?
二足のわらじという言葉にはネガティブな響きを感じないし、むしろ与えられた二物を世の中のために役立てていると思うのは少数派だろうか。

倫理的な部分がクリアになっていれば、クリアにできるなら、副業や複業、パラレルワークは本人にも所属企業にもプラスに働くと思う。所属企業を違う視点から見ることができるかもしれないし、普段の業務の中では特段すごいスキルではなくても、別のある場所ではとても貴重な有難いスキルかもしれない、すごく感謝されるかもしれない。
あくまでも守秘義務や時間管理など倫理的というか当たり前の約束事を守って申し開きができる状態を保っていることが前提だが、本業で得たスキルを別の形で社会に還元したら、世の発展に貢献したことになる。
また、従業員が会社以外の場所で感謝されることがあれば所属企業にとってもイメージアップに繋がるし、従業員がマズローの要求の5段階における承認欲求を満たして有用感を得て所属企業の業務に戻れば、本業でのモチベーションも上がるだろう。さらに、本業とは異なり「あ、うん」の呼吸では通じない別の組織での業務経験はコミュニケーション能力のトレーニングにもなり、本業でも役立てることができるのではないだろうか。

それまでの常識から外れることは避けようとするのが人間の生存本能だといわれる。会社以外の場所で働くことやパラレルワークは基本的に良くない事であり、悪いものではないと分かっていても変化が遅々として進まない。
今回の新型ウイルスの世界的流行のように避けようがない要因やある種外からの圧力のようなものが遠因となって、それまで非常識であるとかあまり好意的に受け止められていなかった事を受け入れざるを得ない、実践せざるを得ない状況になり、在宅勤務やパラレルワークをやってみたらむしろ良かった、ということは十分ありうる。

これがきっかけで世間の意識が変わり、働き方改革もグッと進むのではないかと思う。

その時に、

「えっ!今更新しい事をしなきゃいけないの?会社以外の場所でも働くの?無理無理!」

と思うか、

「えっ!別の場所で別の仕事をしてもいいの?じゃあ、会社で得たこのスキルを別の場所でこんな風に役立ててみたい。別の場所で得た経験はまた会社の仕事にも役立つはず。やった―!」

と思うか、それは個人個人が自由に決められること。
じゃあ、どっちが好きかな?

「もしも○○だとしたら?」という命題を立てて考えてみると、常識や思考の枠や限界を超えて、より高く俯瞰的な視野を得て新しいアイデアが湧いてくるかもしれないね。たとえ何も思い浮かばなくても、「もしも・・・」と妄想するだけでも楽しいと思いませんか?

この記事を書いた人

Felices

いよいよ人生の折り返し地点にたどり着き、これからの人生を実りあるものにしていくために、これまでとは違ったアプローチをしてみようと思いつきました。即ち、ひたすらインプットして経験してきたことをアウトプットしていこうと思っています。
とはいえ、ふとした瞬間に思い浮かぶ様々な事や興味を持ったことも気楽に書き綴っていくつもりです。